『おせちいっかのおしょうがつ』は、「おせちいっか」のお正月の過ごし方を通して、日本のお正月やおせち料理について楽しく学べる絵本です。2008年に出版されて以来、お正月に読まれる絵本として定番になりました。
海外にいても日本のお正月を知ってもらいたいと思っているママさんやパパさんにとっては、とても貴重な絵本ではないでしょうか。
今回は、お正月の読み聞かせ絵本としても人気の『おせちいっかのおしょうがつ』を紹介します。
『おせちいっかのおしょうがつ』のあらすじとページ数
『おせちいっかのおしょうがつ』のあらすじ
お正月の準備で大忙しの箱田さんち。
忙しいのは箱田さんだけではありません。重箱のなかの「おせちいっか」も大忙しでした。
ふたごのかまぼこ「こうちゃん」「はくちゃん」、「だてまきママ」に「えびばあちゃん」、「たたきごぼうじいちゃん」、みんな年越しそばを一緒に食べます。そのあと向かったのは、「たべもの神社」。恒例の初詣へ出かけました。境内も大賑わいの様子です。
「おせちいっか」がお正月をどのように過ごすのか、「おせちいっか」の初詣をのぞき見している感覚で楽しみながら、おせち料理の由来も学べる絵本です。
『おせちいっかのおしょうがつ』のページ数は32ページ
『おせちいっかのおしょうがつ』のページ数は32ページもあります。3才くらいから読める本として出版される絵本としては、かなりのページ数です。
また、裏表紙にはおせちの由来が書いてあるのですが、漢字も使われています。
『おせちいっかのおしょうがつ』は絵柄が親しみやすいかわいらしい絵本でもあるので、お子さんが見る絵本として楽しむこともできるのでしょう。しかし、こどもたちの「おせちって何?」という疑問に答えてあげるような気持ちで、ママさんやパパさんが読んであげてみてはどうでしょうか。読み聞かせの本としても楽しめる絵本です。
『おせちいっかのおしょうがつ』の出版情報
- 出版社:佼成出版社
- 発売日:2008年12月15日
- ISBN-10 : 4333023602
- ISBN-13 : 978-4333023608
『おせちいっかのおしょうがつ』の作者と主な著作紹介
『おせちいっかのおしょうがつ』の作者はわたなべあやさん
わたなべあやさんは、1978年生まれの絵本作家です。食べ物と子育てをテーマにした絵本を数多く執筆しています。
わたなべあやさんの主な著作
【おやさい生活えほん】シリーズ(ひかりのくに)
- 『ごめんやさい』
- 『ありがとまと』
- 『けんかは やめやさ~い』
- 『おやすみやさい』
- 『おしえてくやさーい』
- 『も・や・し~!』
- 『てあらイーモ うがイーモ』(最新刊:2022年9月9日出版)
【おやくそくえほん】シリーズ(あかね書房)
- 『おさんぽのおやくそくだもの』
- 『いただきますのおやくそくだもの』
- 『かぜひきさんのおやくそくだもの』
- 『なっとうぼうや』(学研プラス)
- 『おとうふちゃん』(学研プラス)
- 『ごはんのとも』文・苅田澄子、絵・わたなべあや(アリス館)
- 『おだんごねこさま』文・令丈ヒロ子、絵・わたなべあや(岩崎書店)など
『おせちいっかのおしょうがつ』の評判
『おせちいっかのおしょうがつ』はお正月絵本として人気
『おせちいっかのおしょうがつ』のネット上の評判を集めてみました。
- 「かわいらしくお料理が出てきて、楽しく文化を学べる絵本」
- 「こどもが2才の時に購入した『おせちいっかのおしょうがつ』。最初は気になる絵本という程度だったが、子どもが3才になってお気に入りに」
- 「なぜおせちを食べるのか、という子供の疑問に答えるために購入。細かく解説されていて、こどもがおせち料理を気軽に学ぶことができた」
- 「図書館ではいつも貸し出し中」
など、『おせちいっかのおしょうがつ』は高評価の多い絵本でした。
まとめ
『おせちいっかのおしょうがつ』は日本のお正月を味わえる絵本です。おせちいっかのお正月の過ごし方を垣間見ながら、日本のお正月の楽しみ方を知ることができます。また、かわいらしい絵柄で親しみ深く、おせちについても学べる一石二鳥のお正月絵本。
ぜひ一度手に取り、お子さまに読み聞かせていただきたい1冊です。
2023年1月13日(金)の15時半から開催するとっとこ本読み会でも『おせちいっかのおしょうがつ』を読ませていただく予定です。お子さまと一緒にぜひいらしてください。