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11月27日(日)は「1.アドベント」!ところで、「アドベント」とは?

11月27日はドイツ語では「エースト・アドベント(1 .Advent)」と、日本語では「第1主日」と言うのですが、これはどういう意味かご存知ですか。
実は、この日からクリスマスのお祝いが始まるんです。クリスマスまではまだ1か月もあるのに⁈と驚かれる方もいるかもしれませんが、キリスト教徒の多いドイツではこのエースト・アドベントからクリスマスをお祝いし始めるのが習慣になっています。

では、そもそも「アドベント」とは、どんな意味なのでしょうか。

今回は「アドベント」の意味と、「エースト・アドベント(1 .Advent)」ですることなどを紹介します。

「アドベント」の意味とは?

「アドベント」とは「イエス様が生まれるまでの期間」のこと

「アドベント」とは「イエス様が生まれるまでの期間」を意味しています。ドイツ語では「Advent」と書きますが、日本語では「待降節」とも言います。

「アドベント」はもともとラテン語の「到着」という意味の言葉が語源で、到着とはつまりイエス様のこと、「クリスマスに生まれるイエス様の誕生を待つ」という意味があるのです。

「アドベント」には「最後の審判にくるイエス様」という意味も

その一方で「アドベント」にはイエス様が最後の審判に戻られるという意味もあるそうです。クリスチャンにとって「アドベント」とは、イエス様が生まれてくることを大切に思う気持ち、それへの祈り、さらに最後の審判による罪の償いなど、さまざまなことが思い出される期間なのです。

「アドベント」は4週間続く

「アドベント」は、アドベントの最初の日曜日である「第1主日」から始まり、クリスマス直前の日曜日までの4週間続きます。

アドベントで2番目にくる日曜日は「第2主日」、3番目の日曜日を「第3主日」、クリスマス直前の4番目の日曜日を「第4主日」と呼びます。

2022年のアドベントの日程

  • 11月27日「第1主日」
  • 12月4日「第2主日」
  • 12月11日「第3主日」
  • 12月18日「第4主日」

「1.アドベント」にはどんなことをするの?

「アドベントリースの1本目のろうそくに火をつける」

アドベントの最初の日曜日、今年2022年11月27日には、アドベントリースの1本目のろうそくに火をつけることです。

「アドベントリース」とは4本のろうそくが立っているクリスマスの飾りのことで、本来はドーナツ型のリースでしたが、最近ではろうそくが並列に並んでいる直線状のリースなど、様々なデザインがあります。

「クリスマスマーケットがオープン!」

またエースト・アドベントを迎えると、多くの「クリスマスマーケット」がオープンします。

クリスマスマーケットでは、掘っ立て小屋の形をしたお店が並び、手工芸品からクリスマスのデコレーション、甘いお菓子に温かい子供向けのパンチや大人にはホットワインなどの飲み物が売られます。寒い冬でも、目も体も心も温まれるのがクリスマスマーケットです。

注意!クリスマスマーケットはアドベントの間だけ

クリスマスマーケットは4.アドベントまで開かれていて、その翌日にはほとんどのマーケットが店を閉じてしまいます。

クリスマスイブを迎える24日にはクリスマスマーケットは店じまいをしてしまいますので、クリスマスマーケットにお出かけ予定があるならば、24日のクリスマスイブまでに行くようにしましょう。

 

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